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2016年05月07日
不動産仲介における仲介手数料 ~売買編~
不動産の購入、賃貸をする際、「仲介手数料」という言葉をよく聞くことがあります。
初めての方はなんだろうと疑問に思われるかと思います。では「仲介手数料」とはなにか?
仲介手数料とは、不動産会社に支払う成功報酬です。不動産の売買や賃貸で、不動産会社が「買主もしくは借主を見つけてくれた」とか「希望の物件を探してくれた」ときに、不動産会社に支払う支払います。別名では媒介報酬ともいわれます。
では、不動産会社に依頼をしたら払わないといけないのか?そうではありません。あくまで成功報酬ですから、売買や賃貸の取引が成立しなければ、不動産会社は仲介手数料を請求することはできません。また、契約が無効や取消となったときも、支払う必要はありません。
仲介手数料は、売買契約と賃貸契約では報酬額が異なります。今回は不動産売買における仲介手数料をご紹介いたします。
・売買契約
不動産売買の仲介手数料には、3つの区分がございます。※売買価格には消費税は含まなものとします。
①.不動産売買価格200万円以下
②.不動産売買価格200万円超~400万円以下
③.不動産売買価格400万円超
上記の3パターンになります。おそらく③のケースが一番多いのではないでしょうか。
①の場合
「200万円以下」の場合、不動産売買価格に対して5.4%[5%+消費税]になります。
例(売買価格150万円の場合)
150万円 × 5.4% = 81,000円(税込) これが仲介手数料となります。
②の場合
「200万円超~400万円以下」の場合、不動産売買価格に対して4.32%[4%+消費税]になります。
例(売買価格300万円の場合)
300万円 × 4.32% = 129,600円(税込) これが仲介手数料になります。
③の場合
「400万円超」の場合、不動産売買価格に対して3.24%[3%+消費税]になります。
例(売買価格3000万円の場合)
3000万円 × 3.24% = 972,000円(税込) これが仲介手数料となります。
上記の報酬額は、国土交通大臣により定められた上限の利率です。これを超える報酬額は受け取ることが出来ません。受け取った場合、不動産会社は宅建業法にて処罰を受けることになります。
以上、今回は不動産売買における「仲介手数料」のお話でした。
都夢住研株式会社 村田
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